勝敗を分けるターニングポイント
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お久しぶりです!
死んでなんかいません…ちゃんと生きていました。
今日は現在開催中のプロ野球日本シリーズ2016第3戦を見て思ったことをば。
第1戦・第2戦は広島カープの勝利で迎えた第3戦。
- 日本ハムが初回裏に1点を取って先制。
- 広島カープが2回表に2点を取って逆転。
- 日本ハムが8回裏に2点を取り再逆転。
- 広島カープが9回表に1点を取って同点。
- 日本ハムが10回の裏に1点を取ってサヨナラゲームセット。
というゲーム内容でした。
そんな熱いゲームを見だしたのは、10回裏のランナー1塁で迎えていた大谷選手の打席から。
盗塁でランナー2塁になり、こうなったらおそらくギリギリのところを狙いつつの敬遠気味のフォアボールだろうなと。
そんなことを思った矢先に起きたライト前タイムリーサヨナラ安打。
2アウト・1ボール・2ストライクからのヒットでした。
勝負事というのは必ずターニングポイントがあります。
個人的意見ですが、このターニングポイントというのは結果論です。
試合が終わった後に、あの時こうしてれば…。
この時間帯にしっかり守りきれれば…。
というように、後から気づくのがターニングポイントだと思っています。
このターニングポイントですが、実は相手との実力差が拮抗している試合ほど重要になってきます。
逆に言うと、大人対子供なんていう、圧倒的にどちらかが有利の時にはターニングポイントは訪れません。
ターニングポイントが訪れないというか、ターニングポイントにならないというか…。
どちらにしても、相手との実力差が拮抗している時に非常に大事になってくるのがターニングポイントです。
名監督と呼ばれる人たちは、このターニングポイントを試合中に見極めることができます。
よく流れが悪いという言葉で表現されますが、試合の流れを読んで流れのいい時には流れを変えない采配をし、流れの悪い時には選手交代や選手に的確な指示を送れるのが名監督です。
逆に悪い監督というのは、自分でターニングポイントを作ってしまいます。
せっかくいい流れなのに流れを変えるようなアクションを起こしてしまったり、悪い流れの時に流れを変える采配ができないのです。
試合の流れを読むというのは非常に難しく、絶対に勝ちたいゲームになればなるほど冷静な判断が難しくなります。
冷静に落ち着いて試合の流れを読むには、普段からの準備などでチームや自分の中に大きく蓄積することが大切です。
大きな蓄えがあることで余裕をもっていろいろな選択肢を作れ、状況に応じてその都度最善の選択ができるようになります。
この大きな蓄え(知識と経験)があるからこそ名監督であり、名監督は絶対に負けられない戦いやビッグマッチなどで思う存分力を発揮することができ、かつ選手の力も発揮させてあげることができるのです。
日本シリーズは全7戦で、先に4勝したチームが優勝という短期決戦です。
当然ながら1戦1勝が大事になってきます。
第1戦で広島カープが見事に大谷投手を攻略して始まった日本シリーズ2016。
第2戦は広島カープが前日の勢いそのままに勝利して2戦2勝。
第3戦は競り合いながらも最後は大谷選手に打たれて3戦2勝。
この第3戦での大谷選手の活躍が今年の日本シリーズ全7選の大きなターニングポイントになるのではないかと思うわけです。
日本シリーズは開幕から2連勝したチームの日本一になる確率が78%超えというデータもあるようですが、今日のこの第4戦は両チームにとってものすごく大事な一戦になりそうな気がします。
ここで広島カープが勝てれば日本シリーズに王手。
日本ハムが勝てれば勝敗を五分に戻せます。
広島カープとしてはここから最悪2連敗したとしてもホームのマツダスタジアムに戻れます。
日本ハムとしてはシリーズが長引けば長引くほど大谷投手の出番が多くなります。
個人的には広島カープが若干有利かなとは思いますが、勝負事なので何が起こるかわかりません。
この日本シリーズ2016第4戦、試合の中のターニングポイントを意識しつつ手に汗握りながら見たいと思っています。